ネイル用語集
あ行
【アーティフィシャルネイル】人工爪の総称で一般的にアクリルやジェルなどのイクステンションまたはチップオーバーレイのことを指します。
【アームレスト】ネイルをするときにお客様が腕を乗せるためのクッションです。
【アールロケーション】爪を横から見たときのカーブです。一番高い部分をハイポイントと言います。
【アクリル絵の具】ネイルアートに使用される速乾性、耐水性のある絵の具で顔料を定着させるための接着材(アクリルエマルジョン)からできています。ネイルポリッシュやジェルの上にアクリル絵の具でもようを描き、トップコートを塗って保護します。
【アクリルネイル】地爪の上にアクリルリキッドとアクリルパウダーを混ぜ合わせて作るイクステンションです。別名、スカルプチュアネイルとも言われます。強度があり長さ出しや亀裂の補強にもよく使われます。
【アクリルパウダー・ポリマー】スカルプチュア等を作る際に用いるアクリル樹脂の粉で鎖状の分子構造をしています。アクリルリキッドと混ぜたものをミクスチュア(ボール)と言います。
【アクリルリキッド・モノマー】スカルプチュア等を作るアクリル樹脂の液体で、アクリルパウダーと混ぜたものをミクスチュア(ボール)と言います。
【アザーキュア】紫外線ライトによる光重合でジェルを固めてイクステンションを作る技法。アザーキュアリング。別名、ジェルネイルとも言われます。
【アセトン】除光液の主成分でソーク・オフタイプのジェルネイル 、アクリルネイルを外す際に使用します。揮発性が強く引火性なので室内の換気をよくして使用し、取り扱いには注意が必要です。爪の大きさに切ったコットンにアセトンをしみこませ、アルミホイルで巻いて10分〜15分放置するとアセトンがイクステンションに浸透して柔らかくなり、外しやすくなります。爪周囲の皮膚に炎症が見られる時は使用を控えます。
【アタッチメント】ネイルイクステンションを除去する際にアセトンの浸透をよくするためにネイル用マシーンを使用することがあります。また爪のきわの部分に薄く残る角質を取り除く際にもネイルマシンを使用することがあります。アタッチメントはネイル用マシーンの付属物のことで用途により付け替えて使用します。
【アプリケーション】イクステンションを造形するときにブラシで行う操作、行為です。
【アミノ酸】筋肉や内臓、髪や皮膚のコラーゲン等のタンパク質を構成する物質です。生体のタンパク質には、約20種類のタンパク質があります。
【アルコール系消毒剤】消毒用エタノールやイソプロパノール等、多くの物質を溶かしたり、水分を除く性質から手指や器具の消毒に使用します。
【アレルギー】特定の刺激物質(外来抗原)であるアレルゲンに対しての過剰な免疫反応(過敏症)で生体の持つ防衛反応である抗原抗体反応の特殊な例で、その物質が再び侵入すると抗原抗体反応が起こります。
【アレルゲン】長時間使用したり繰り返しそれにさらされたことによりアレルギー反応を誘発する物質で、代表的な例は花粉や塵等があります。
【アロマセラピー】香りのあるハーブや香料、精油を使って体調や気分を整えます。副交感神経の働きを高めたり免疫を高める目的で美容面にも広く応用されています。
【アンダープレート・腹爪】三層からなる爪の一番下の薄いケラチン層で角質片が縦方向の雲母状に重なっています。
【イエローライン】爪は爪の下の皮膚にくっついているのではなく、皮膚の上に乗っているだけです。そのため爪がネイルベッドと呼ばれる爪の土台部分から離れないようにしている帯状の部分です。爪を見てみるとピンク色の部分と先端の白い部分にわかれますが、その境目のことです。
【イクステンション】爪の造形や「延長する」等の意味。スカルプチュア、ジェルネイル 、チップオーバーレイなど人工的に爪を作る技術を指します。
【イソプロパノール】70%〜50%のイソプロピルアルコール水溶液で精製水で薄めることも可能です。30%以下になると消毒効果がなくなります。
【ウェットステリライザー】消毒液を入れ、ネイル器具等を衛生的に管理する液体消毒器です。
【ウォーターマーブル】ネイルアートの一種です。水を入れた容器にネイルポリッシュ等を何色か落として、つまようじなどで混ぜて、ネイルアートの模様を作り爪の表面につけます。
【ウッドスティック】水分がしみこみやすい木材で作られる木の棒で、コットンを薄く巻いてポリッシュリムーバー(除光液)をしみこませ、はみ出したポリッシュを拭いたり、ラインストーンを置くなどの細かい作業に使います。
【エアブラシ】コンプレッサーによる空気圧を利用し、絵の具を霧状にして吹き付ける画法でネイルではグラデーション等を描きます。
【エタノール】消毒用エタノールは、76.9〜81.4%のエチルアルコール水溶液。99.5%以上のものは「無水エタノール」と呼びます。
【エチルアルコール】「エタノール」を参照。
【エッジ】爪先の縁の部分です。
【エッグシェルネイル・卵殻爪】栄養障害や内臓疾患等が原因で爪が白く薄くなり湾曲します。
【エッセンシャルオイル】アロマセラピーに使うオイルで、様々な抽出方法を使って、樹皮、根、葉、木質部、樹脂等、植物の様々な部分から抽出した精油のことです。ボディマッサージに使用する際はアーモンドやオリーブ、アルガン、アーモンド等からとれたキャリアオイルと混ぜて使用します。
【エナメル】爪を美しく着色し、光沢のある皮膜を作り、美しい色調で指先を飾るものです。別名、ネイルエナメル、ネイルポリッシュとも呼ばれます。
【エポニキウム】爪郭を保護して細菌等の異物の侵入を防ぐ皮膚の部分です。別名キューティクルや爪上皮とも呼ばれます。取る部分を間違えてしまうとささくれの原因となります。
【エモリエント効果】皮膚に皮脂と水分を与えて皮膚の表面に保護膜をつくり、水分の蒸発を防ぐ効果です。
【エラスチン】コラーゲンと同様に真皮の部分で、ゴムのように伸び縮みして皮膚組織に柔軟性を与えます。
【エンボスアート】凹凸や厚みのあるアート技術で別名「プクプクアート」とも呼ばれます。花びらやハートなども作れます。
【オーバル】爪のカットスタイルの名称で、爪を卵形にシェイプした形です。
【オイル】ネイル用語ではキューティクルオイルのことを指します。 爪と爪周囲の乾燥を防ぎ、柔軟にするエモリエントオイルで健康な爪の育成に必要な美容成分を含んでいます。
か行
【角質細胞】表皮細胞の95%を占める、ケラチンをつくる細胞です。
【角質層】表皮の一番外側の部分で、核が消失した角質細胞からできています。体の部位によって厚みが異なります。
【カラーオフ】爪の上のカラーポリッシュを除去することです。リムーブとも言われます。
【陥入爪】不適切なネイルカットや靴による圧迫が原因で爪周囲の皮膚に爪が食い込み炎症を起こしている状態です。
【キューティクルニッパー】甘皮と呼ばれる角質部分やささくれを取り除くための用具です。
【キューティクルリムーバー】爪周りのお手入れの際に使用し、角質を柔軟にします。
【クラック】イクステンションの表面のヒビや爪に亀裂が入ることです。
【グラデーション】色に境目をつけずに濃淡、明暗、色相を変化させるアートのテクニックです。ネイルサロンでも支持が高いデザインでストーンを乗せたり模様を描いて華やかに見せるデザインも多く見られます。
【グリーンネイル】爪の上で緑膿菌が繁殖し、緑膿菌感染を起こした状態です。 爪白癬や爪甲剥離症などの主原因に二次的に細菌感染を起こし進行すると爪が緑色に変色します。免疫力の低下によっても起こります。ネイルの下の爪が緑色に変色していたら速やかにネイルを外して皮膚科へご相談ください。
【グリッター】ラメなどのキラキラ輝く砂粒で英語ではグリッター、フランス語でラメと呼ばれています。
【グリット】ファイルの目の細かさを表す単位で数字が小さいほど目が粗く、大きいほど目が細かいです。
【グルー】接着剤です。
【ケラチン】爪や皮膚、髪の主成分である硬タンパク質のことです。
【交感神経】自律神経の1つで、活力を高めます。
【コラーゲン】エラスチンと同様に真皮の部分で外界からの影響から身体内部を保護し、皮膚の弾力と潤いを保つ働きをしています。
さ行
【ささくれ】爪の周りの皮膚が乾燥して裂けた状態。ささくれができた時は、ハンドクリームやオイルなど油分を含む保湿剤をマッサージしながら塗りこんでください。
【サンディング】イクステンション等を施す際に密着性を高めるために爪の表面を軽くファイルで削ることです。爪の表面を毛羽立たせてイクステンション材との絡みをよくします。爪の健康を守る観点から「爪にやさしいジェル」としてサンディングが不要のジェルも多く見られます。
【Cカーブ】爪を先端側から見た時にアルファベットのCの形のように見える歪みのないカーブ。
【ジェルネイル】主にUVまたはLEDライトでジェルを固めているイクステンション。
【色相】赤系、青系、緑系などの色合いの違い。
【スクエア】爪のカットスタイルの名称で四角い角のある形。
【スクエア・オフ】爪のカットスタイルの名称でスクエアの角をとった形。
た行
【チップオーバーレイ】爪の先端にネイルチップをつけて、アクリルやジェルで覆いかぶせる事。
【トップコート】ポリッシュやイクステンションに光沢を与えて持ちをよくするコーティング。ポリッシュやイクステンションを保護し耐久性を高め、変色を防ぎます。
【トッププレート・背爪】三層からなる爪の一番上の部分です。
な行
【ナチュラルネイル】地爪。
【ネイルチップ】樹脂等でつくられた人工爪。
【ネイルリペア】爪が折れたり欠けたときの修理技法で爪の亀裂にはアクリルやシルク、グラスファイバー等を使用し補強します。
は行
【バッファー】爪の表面を滑らかにし、艶やかに仕上げるのに使用する爪磨きや、爪のバリを取り除き滑らかに整える際に使用します。
【バリ】爪を削ったときに取り残した角質。目の粗いファイルで爪やイクステンションの形を整えたときなどに出来やすく、目の細かいスポンジバッファなどでやさしく取り除く。
【光重合】紫外線やハロゲンのライトを使用することで硬化反応すること。
【ファイリング】エメリーボードやファイルで爪の形を整えること。
【ファイル】爪の長さや形を整えるときに使用するやすりのこと。
【フィルイン】イクステンションが浮いてきたり、爪が伸びたためにできた段差を修繕する技法。
【フレンチ】爪先部分を塗り分けるアートのことです。
【ポイント】爪のカットスタイルの名称で先端も側面もシャープな形です。
ま行
【マニキュア】マニキュアのマニはラテン語で「手」を意味するmanus(マヌス)、キュアは「手入れ」を意味するcure(キュア)の意味からできています。
【ミクスチュア】アクリルリキッドとアクリルパウダーを混合させたもの。
【ミドルプレート・中爪】爪の真ん中に位置する最も厚いケラチンの層が横に連なる部分。
【メタルプッシャー】キューティクルのお手入れに使用する金属製のネイル器具です。
ら行
【ラウンド】爪のカットスタイルの名称で側面は真っすぐ、先端は円周の一部のような形。扱いやすく自然な印象を与え、サイドも先端も細くしないため程よい強度も保てます。
短いネイルやオフィスネイルなどにもおすすめの形です。
【ルースキューティクル】爪の表面に付着している角質の部分です。